観葉植物を使った寄植えについて

このページでは、生け花とは少しテイストの違ったものをご紹介できればと思います。

他のページでは寄植えについて、流儀や事例についてご紹介してきましたが、最近では生け花は、「すぐに枯れてしまい、コストが高くなりがち」といったデメリットから、特に法人においては生花ではなく観葉植物を設置するケースが非常に多くなってきています。

観葉植物と聞いてみなさまが思いつくのは、贈答用に使われることの多い「パキラ」「マッサンゲアナ(幸福の木)」「ポトス」などといった、植物単体で使われているものでは無いでしょうか。

一般的な家庭やオフィスでは、植物単体で育てられることが多いですが、大きなホテルやカーディーラー、ビルのエントランスなどに目を向けると、大きい植物に小さい植物を織り交ぜて飾られている「寄植え」を見ることができます。

こちらは生け花のように色鮮やかに見えるので、お客様をお迎えするような場所にはぴったりかもしれません。

また、生け花と違って、適切なタイミングで適量のお水を上げていれば非常に長く持たせることができるのでコストの面においても、実用的であるといえます。

さて、寄植えにはどのような観葉植物が用いられているのでしょうか。

いろいろな寄植えを見てきた結果、「メイン」「サブ(いわゆる下草)」の2つに分類することができそうです。

「メイン」には、大きく華やかな植物が起用されていることが多く、私の見てきた中ですと、枝ぶりに表情がある(美しく曲がっている)ものがよく映えるような気がします。

例えば、シェフレラやアルテシマ、ベンガレンシスなどは、個体差がありそれぞれが個性的な形をしているのでメインとしてぴったりだと思います。

 

次に「サブ(下草)」には、色鮮やかなものやツル系のものを筆頭に丈夫な植物を据えることが多いように見受けられます、下草として、よく見受けられるのは葉色の明るい「ポトス」「ポトスライム」「ワーネッキレモンライム」などです。

また、差し色として「アンスリウム」「グズマニア」「スパティフィラム」あたりも赤や黄色、白など目につくので頻繁に起用されているようです。

あとは、丈夫で乾燥に強い植物も使われています。これは水やりの頻度が少なく済むことを目的にしている気がしますが、よく見かけるのは「ヒメモンステラ」「ゴッドセフィアナ」などです。(これは、葉の形や模様がおもしろいから使われている可能性もあります)

ざっとこのような感じです。

生け花も色鮮やかで美しいですが、限られた色の中で創り出す観葉植物を用いた寄植えも素敵ですので一度見てもらると嬉しいです。